福島県の地方野菜・伝統野菜

福島県の地方野菜・伝統野菜

 
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福島県の地方野菜・伝統野菜

福島県ならではのその地方特有の野菜、伝統的な野菜があります。
多くは他県の人はほぼ知らないけれど美味の珍しい野菜もありますよ。
その土地に行ったら試してみる価値はあるでしょう。

 

 

 

・会津丸茄子(あいづまるなす)
・慶徳玉葱(けいとくたまねぎ)
・阿久津曲がりねぎ(あくつまがりねぎ)
・信夫冬菜(しのぶふゆな)
・おくいも(おくいも)
・岩代地南瓜(いわしろじかぼちゃ)
・岩代五葉黒豆(いわしろごようくろまめ)
・岩代紅豆(いわしろべにまめ)
・大久じゅうねん(おおひさじゅうねん)
・会津小菊南瓜(あいづこぎくかぼちゃ)
・余蒔胡瓜(よどききゅうり)
・立川牛蒡(たちかわごぼう)
・いわきとっくり芋(いわきとっくりいも)
・小白井きゅうり(おじろいきゅうり)

 

 

会津丸茄子(あいづまるなす)


生産地:会津若松市
収穫時期:7月上旬~9月中旬
会津丸茄子(あいづまるなすび)は、福島県会津地方で栽培されている茄子の品種で、会津地方の伝統野菜の一つです。この品種の特徴は、果実が小ぶりで、細長く、紫色がかった黒色をしていることです。また、果肉が厚くて肉質がしっかりしているため、煮物や揚げ物などの料理に適しています。
会津丸茄子は、江戸時代から栽培されている品種で、当時からその味わいが評判でした。その後、昭和初期には茄子の生産量が減少したことから、会津地方の農家たちがこの品種を守り続け、現在でも栽培され続けています。また、近年では地域ブランドとしても注目を集め、各地のイベントなどでも販売されています。

 

 

慶徳玉葱(けいとくたまねぎ)


生産地:会津地方
収穫時期:7月中旬~9月中旬
会津地方で主に栽培されてきたタマネギ。肉質が締まり貯蔵性に優れ販売用に適した品種。横径に対し縦径がやや大きい中甲高の球型で収穫時の皮色は銅黄色である。
食感は柔らかくて甘味が強いのが特徴。

 

 

阿久津曲がりねぎ(あくつまがりねぎ)


生産地:郡山市阿久津地区
収穫時期:11月~2月
「阿久津曲がりねぎ」は、ねぎの品種の一つです。その名の通り、太くて長い茎が特徴で、茎が曲がっていることが多い。香りが強く、風味豊かな味わいがあります。
郡山市の特産品の一つで地元では広く食べられています。料理に使用されることが多く、鍋物や天ぷら、焼き鳥などの調理に使われることがあります。

 

 

信夫冬菜(しのぶふゆな)


生産地:福島市渡利地区
収穫時期:12月中旬~3月
「信夫冬菜」は、主にいわき市山玉町生産されている、白菜の一種です。冬季に収穫され、特有の甘味があり、柔らかい食感が特徴です。保存性が高く、長期間保存することができます。そのため、保存食としても利用されています。地元では年末年始のおせち料理に欠かせない食材の一つとされています。また、味噌漬けや醤油漬けなど、漬け物の材料としても使われます。

 

 

おくいも(おくいも)


生産地:いわき市山玉町
収穫時期:7月下旬~
「おくいも」とは、福島県いわき市周辺で生産されている、さつまいもの品種の一つ。甘くてとろけるような食感が特徴で、皮が薄くて栄養価が高いことが特徴です。また、収穫量が多く、保存性が高いため、食品加工にも適しています。いわき市の特産品の一つであり、地元では焼き芋や揚げ芋、甘露煮など、様々な形で食されています。また、市内の道の駅や観光地でも販売されており、地域のお土産としても人気があります。

 

 

岩代地南瓜(いわしろじかぼちゃ)

生産地:二本松市岩代地区
収穫時期:10月~
「岩代地南瓜」は、二本松市岩代地域で生産されている南瓜の品種の一つ。外皮が硬く、繊維が細かいため、加熱しても形が崩れにくく、食感が良いことが特徴です。また、独特の風味があり、煮物やスープ、お菓子など、幅広い料理に利用されます。
地元では秋の収穫祭りなどでも販売されています。また、岡谷市内のスーパーや道の駅などでも販売されており、観光客からも人気があります。

 

 

岩代五葉黒豆(いわしろごようくろまめ)

生産地:二本松市岩代地区
収穫時期:11月
「岩代五葉黒豆」とは、二本松市岩代地区で生産されている黒豆の品種の一つ。品種改良により、黒い豆の表面に白い斑点があることが特徴で、豆の形が五つの葉っぱに似ていることから、「五葉黒豆」と呼ばれています。他の黒豆と比べて糖度が高く、やわらかい食感があります。
市内のスーパーや道の駅などでも販売されており、観光客からも人気があります。さらに、五葉黒豆を使用したお菓子や加工品も多く作られています。

 

 

岩代紅豆(いわしろべにまめ)

生産地:二本松市岩代地区
収穫時期:11月~
岩代紅豆は、小豆の種類や産地、煮る時間や砂糖の量などによって、様々な味わいがありますが、二本松市で作られるものは、小豆の煮崩れが少なく、つぶつぶとした食感が特徴的です。また、独自の製法によって、色合いも鮮やかな赤色に仕上がります。
岩代紅豆は、和菓子や洋菓子の材料として使われるほか、お茶請けとしても親しまれています。二本松市内のお土産店や和菓子店、スーパーマーケットなどで販売されています。

 

 

大久じゅうねん(おおひさじゅうねん)


生産地:いわき市三和町
収穫時期:11月
大久じゅうねんは、約1,300年前に唐から渡来したとされるニンジンの原種のひとつ「大根参(おおかぶと)」がルーツであり、同じくいわき市で栽培される「笹かまぼこ」とともに「大久保の笹かまぼこ」として知られています。
大久じゅうねんは、太くてぎざぎざの深いしわが特徴的な形状で、色は黒っぽい紫色をしています。食感はややかたく、甘味があり、旨味が強く、ニンジンに似た風味があります。収穫時期は10月から11月頃で、地元では天ぷらやおひたし、炊き込みご飯などに使われます。
また、大久じゅうねんは、栄養価が高く、抗酸化作用があることから、健康食品としても注目されています。

 

 

会津小菊南瓜(あいづこぎくかぼちゃ)


生産地:会津若松市
収穫時期:8月中旬~9月上旬
会津小菊南瓜の特徴は、小ぶりで丸い形状と、深い緑色の皮と黄色っぽい身が特徴的です。収穫時期は、9月中旬から10月頃で、保存性に優れていることから、長期間食べることができます。
会津小菊南瓜は、肥沃な土地と厳しい寒暖差のある気候が生み出す独特の風味や甘みがあり、食感はサツマイモのようにしっとりとしています。煮物や蒸し料理、スイーツなどに使われ、特に栗との相性がよいとされています。
生産方法としては、春に種をまき、収穫までに約5か月程度の時間がかかります。一般的には、肥料や農薬をほとんど使わない自然栽培が一般的です。また、品種改良をせずに、昔ながらの製法を守りながら生産されているため、非常に希少な野菜となっています。
会津小菊南瓜は、福島県内のスーパーマーケットや道の駅、農家直売所などで入手することができます。また、秋には福島県内で開催されるイベントなどでも販売されることがありますので、ぜひ味わってみてください。

 

余蒔胡瓜(よどききゅうり)


生産地:会津若松市
収穫時期:7月中旬~9月中旬
余蒔胡瓜は、淡緑色で短く丸い形状をしており、表面には微細なトゲが生えています。収穫時期は、7月から9月頃で、夏野菜の代表格として、サラダや浅漬け、酢の物などに使われます。また、そのまま食べてもシャキシャキとした食感と爽やかな味わいが楽しめます。
余蒔胡瓜の生産方法としては、種をまいてから約1か月で発芽し、収穫までに約2か月ほどかかります。一般的には、肥料や農薬をほとんど使わず、自然栽培が一般的です。また、余蒔胡瓜は、風通しの良い場所で栽培され、手間ひまかけて丁寧に育てられるため、特有の風味や味わいを持っています。
余蒔胡瓜は、独特の風味や味わいがあることから、夏野菜の代表格として地元の人々に愛されている野菜です。

 

 

立川牛蒡(たちかわごぼう)


生産地:会津若松市
収穫時期:10月上旬~12月中旬
立川牛蒡の生産方法は、まず種をまいてから苗を育て、5月下旬から6月上旬に田植えを行います。その後、8月から9月にかけて根が太くなるまで育てます。立川牛蒡は、肥沃な土壌と、十分な日照や風通しのある場所で育てることが大切です。
立川牛蒡の特徴的な味わいは、甘みが強くて、さっぱりとした食感があります。また、根の部分が太く、食感がシャキシャキしているのも特徴です。立川牛蒡は、生食はもちろん、加熱調理にも適しており、煮物や天ぷら、サラダなど、さまざまな料理に利用されます。

 

 

いわきとっくり芋(いわきとっくりいも)


生産地:いわき市平下神谷赤沼地区
収穫時期:11月~
いわきとっくり芋の特徴は、外皮が黄褐色でつやがあり、大きくて重いものが多く、中身は繊維質が少なく、甘みが強く、しっとりとした食感があります。また、香りも良く、独特の風味があります。
いわきとっくり芋の食べ方は、さつまいも本来の甘みや風味を楽しむために、煮物や焼き芋、蒸し芋などシンプルな調理法がおすすめです。特に、皮付きで焼いたり、蒸したりすることで、香りや風味がより引き立ちます。また、マッシュポテトやスイートポテト、スムージーなど、お菓子やドリンクにも利用することができます。
いわきとっくり芋は、秋から冬にかけて出荷されるため、食べ頃は9月から翌年1月ごろとされています。

 

小白井きゅうり(おじろいきゅうり)


生産地:いわき市川前町小白井地区
収穫時期:7月~8月
小白井きゅうりの特徴は、果肉がやわらかく、皮の表面はつるつるしていて、種が少ないことが挙げられます。また、甘味と酸味のバランスが良く、爽やかな風味があります。
小白井きゅうりの食べ方は、生でそのまま食べたり、サラダや酢の物などの冷製料理に使われることが多いです。また、焼き浸しや煮物、漬物など、加熱調理にも向いています。小白井きゅうりは、種が少ないため、味が濃く、シャキシャキとした食感が特徴です。

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