じゅんさいの成分・効能

じゅんさいの成分・効能

 
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じゅんさいの成分・効能

じゅんさいの<効果・効能>

じゅんさい(蓴菜・純菜・順才)は、ジュンサイ科(ハゴロモモ科)の水生植物。
多年生。
池や沼に浮かぶ水草で、若芽の部分が食用になります。
若芽は1cm程度の楕円形で、ぬめりがあるのが特徴。

 

「注目の成分」

食物繊維・多糖体・ポリフェノール

 

水分が大部分を占めるので栄養価は高くありません。
特徴は食物繊維とぬめりの部分に含まれる多糖体、葉の部分に含まれる豊富なポリフェノールです。

 

 

粘膜の強化・整腸作用・動脈硬化予防・疲労回復・血中コレステロール値低下・抗ガン作用・解熱・解毒・腫れを消すなどの効果があると言われています。

 

《粘り成分で粘膜強化》

「ぬめり」の部分に多糖体を含んでいます。
多糖体とは糖類とたんぱく質の複合体で特有の粘りけやぬめりけをもった物質。
消化器官や呼吸器官の表面は、ヌルヌルした粘液でおおわれていますが、その主要成分となります。

 

多糖体は粘膜を潤し、強化する作用があります。
胃粘膜を強化、胃壁を保護し、胃潰瘍や胃炎の予防・改善を促す効果があります。
また、鼻の粘膜を丈夫にし、かぜやインフルエンザなどの感染症に
かかりにくくする作用が期待できます。

 

さらに、腎臓や肝臓の機能を向上させる働きがあり、細胞を活性化して、老化を防止するのにも効果的です。

 

他に唾液腺ホルモンの分泌を促し、食欲を増進したり、便秘の解消にも有効。

 

たんぱく質の分解酵素を豊富に含んでいるので、たんぱく質を消化吸収するのを補助、
スタミナの増強にも寄与します。

 

 

お酒を飲む人、疲労感や体力の低下を感じている人、かぜをひきやすい人などは、
ポリフェノールを積極的に摂取すると良いでしょう。

 

 

じゅんさいの食べ方

生で食べる時は、ぬめりが取れないように軽く水洗いします。
それを湯にさっと通し、色が緑色に変わったらすくいあげ、冷水で冷やします。
ポン酢、わさび醤油、吸い物、鍋の具、酢の物、天ぷらなどにして食べます。

 

多糖体のたんぱく質分解酵素は熱に弱いので、
生のままか短時間の加熱に留めるようにしましょう。

 

 

じゅんさいの選び方

若芽は楕円形に巻かれています。
ぬめりのあるゼリー質が透明で、大きさがそろって小ぶりなものが良品です。
ぬめりがしっかりあるものを選びましょう。

 

 

じゅんさいの保存法

生のものは冷蔵庫で2~3日、下ゆでしたものは1週間ほど持ちます。

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