パプリカの成分・効能・保存法・品種

パプリカの成分・効能・保存法・品種

 
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パプリカの成分・効能・保存法・品種

パプリカの注目成分

カロテノイド・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンP・カテロン

 

 

パプリカの<効果・効能>

動脈硬化予防・免疫力強化・美肌作り・夏バテ防止・疲労回復

 

生活習慣病の予防・改善効果

カロテノイドは、抗酸化物質です。抗酸化物質は人間の体内において主に細胞の保護などの働きを行っています。
またカロテノイドの一種であるカプサンチンは、抗酸化作用によって余分なコレステロールの増加を抑え、生活習慣病の予防効果が期待できます。

 

美白効果

パプリカに含まれているビタミンCは、シミを予防する働きがあるため美白効果が期待できます。
人間の皮膚は、メラニン色素が沈着することによってシミやそばかすが発生します。
ビタミンCは、シミやそばかすの発生原因となるチロシナーゼの働きを阻害することでメラニン色素の沈着を防ぎます。

 

免疫力を高める効果

パプリカに含まれるビタミンCには、免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果があります。
ビタミンCは、体内に侵入した病原菌を攻撃する白血球の働きを高め、さらにビタミンC自体も病原菌を攻撃して免疫力を高めることができます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成にも関わる成分であり、細胞がしっかりと固められることによって、風邪などのウイルスを体内に侵入させにくくする働きがあります。【4】

 

老化を防ぐ効果

パプリカにはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは、強力な抗酸化作用を持ち、老化の原因となる活性酸素によるダメージを防ぐことから「若返りのビタミン」と呼ばれています。
このビタミンEの働きにより、老化を遅らせる効果が期待されています。

 

 

パプリカの特徴

ピーマンの仲間「パプリカ」は、サイズが大きくて果肉が厚く、甘味があってジューシーなのが特徴です。ピーマンの中では「大果種」に分類され、赤や黄色、オレンジなどカラフルで、普通のピーマンのような青臭さがありません。ほんのり酸味もあり、フルーティーな味わいで生食にも最適。なお、中型サイズのものは「カラーピーマン」とも呼ばれます。

 

普通の緑色のピーマンは未熟な状態で収穫しますが、パプリカも未熟なうちは緑色。熟すにつれて緑色から赤、黄、オレンジなどそれぞれの完熟色へと変化していき、次第に甘味もアップしていきます。ちなみに普通のピーマンは完熟するとすべて「赤ピーマン」になります。

 

パプリカが日本で流通するようになったのは、1993年頃にオランダから輸入したのが始まりです。その後、国内でも栽培が行われ、ニュージーランドや韓国からも輸入されるようになりました。パプリカのシェアは輸入物が大半を占めますが、宮城県や茨城県、高知県などで生産されていて、周年出回っています。

 

 

良いパプリカの見分け方

全体的にみずみずしさがあり、持ったときに張りや弾力のあるものがおすすめです。 表面にシワができているものは、鮮度が落ちている証拠なので注意しましょう。 軸の切り口が茶色く変色しているものや、干からびてしわっぽくなってしまっているものは鮮度が落ちている可能性があります。

 

 

パプリカの食べ方

パプリカ
パプリカは甘味があってみずみずしいので、サラダやマリネなど生のままでもおいしく食べられます。

 

またパプリカの甘味は加熱することで増すので、炒め物や揚げ物、オーブン料理、煮物などもおすすめ。さっと炒めて付け合わせにしたり、肉詰めにして焼いても美味です。パプリカに含まれるβカロテンは、油と一緒に食べると吸収されやすくなります。

 

なお、ピューレやソースなどに加工するなら皮をむいたほうがよいですが、炒め物などは皮をむかなくてもかまいません。皮をむく場合は直火であぶったり、電子レンジで加熱したものを冷水に浸けるとむきやすくなります。

 

 

 

パプリカの保存法

パプリカは新鮮なものなら1週間ほど保存できます。キッチンペーパーや新聞紙で包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存前によく水気をふいておくことがポイントです。

 

なお、傷んだ部分があるとそこから広がりやすいので、傷があるものは早めに消費します。カットしたものは種とワタを取り除いてラップでピッタリと包み、冷蔵保存して1~2日で食べ切ります。

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