恋愛で別れた方がよい関係
別れるのは後ろめたい気がすることがあります。
別れたあとの相手がかわいそうで、別れるに別れられないことがあります。
情にあふれた別ればかりではありません。うらみ、失望、無感情の別れもあります。
お互いが同時に愛想をつかす場合が一番別れやすいのですが、まれです。どちらかが先に嫌気をさすことのほうが多いのです。
一方が相手をおどす場合
二人の関係を持続するために、一方が他方におどしをかけたり、暴力を振るったりすることがあります。
こういう時にひるまず、第三者や警察に相談するとか強硬手段を考えるとよさそうですが、言われるままに服従する人がいます。
別れるという処置がとれないのです。
一方が弱さを売り物にする場合
相手に頼られすぎて、別れるに別れられないことがあります。自分一人では何もできず、人に依存しないと生きられない人がいます。
「あなたなしでは生きられない」とか「あなたが去ったら私は死ぬ」というセリフが二人の関係を持続させているのです。
こういう人の相手役は絶えず召使でなければなりません。疲れます。
自分が甘える対象がなく、苦しい恋愛になるのです。初めのうちはいいかもしれませんが、幸福になれるわけではありません。
一方が罪悪感をかき立てる場合
「あなたのせいでこうなった」とことあるごとに言い、相手に責任を感じさせるように持ち込む人がいます。
自分が相手を不幸にしたと思い込むと責任をとろうとするから、別れたくても別れられなくなります。
一方が嫉妬心を刺激する場合
あなた以外にもいい人がいるような素振りを見せたり、他の人から好意を寄せられていることをアピールしたりする人がいます。
気の弱い人は恋人の心を取り戻そうとしてますます献身します。
嫉妬心のない人間はいません。それゆえ、嫉妬心をかきたてて人を支配するのです。
別れた方がいいかどうかを確かめるポイント
まず自分たち二人の関係はノーマルかどうかを検討する必要があります。
ノーマルとはギブ・アンド・テイクのバランスがとれているかどうか。
- あなたは相手に好かれているという感じがしているか
- あなたは相手を好きと思っているか
- あなたは相手に大事にされているという感じがしているか(なめられている、軽くあしらわれている)
- あなたは相手を大切にしているか
- あなたは相手に信頼されている感じがするか
- あなたは相手を信頼しているか
- デートして楽しいか
- セックスに満足感があるか
- 一緒に時間を費やしたあとで、もったいにあいことをしたと時間を惜しむ気持ちになるか
- 話は通じやすいか
- 「冷やかす」「評論する」よりも、「そうだね」と支持的な言動をお互いにすることが多いか
- 病気など困っているとき、具体的に何かしてもらったことがあるか
- 知識や技法を教えてもらったこと、教えたことがあるか
これらのポイントを参考にどうしても譲れない場合は、関係をずるずる引きずることはありません。別れの決断が大事です。