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手で口を覆うしぐさ

人前で比較的多く見られるしぐさは、手の平を立てて口全体を覆ったり、鼻の下に片手を当てて口を覆ったりすること。
このようなしぐさには、いろいろな心の動きが隠されています。

 

もっとも多いのは、自己防衛の心理が働いている場面。
じゃべってはいけないタブーを口にしそうになった時など、相手の反応を見てあわてて、口に手がいきます。
これ以上まずいことを言わないように、口にチャックをして身を守るわけです。

 

 

また、心理的ないやしの効果も見られます。
例えば、驚いたときにいつのまにか開いていた口は手で覆われます。
手が軽く唇に触れていることで、気持ちの高ぶりはやがて静められます。
精神的に動揺しているときや不安な気持ちでいるときなどに、唇に手を当てていると、気持ちが落ち着いてくる作用が働くのです。

 

 

この他、考え事をしているようなときに、無意識に手を口にやることがあります。
この場合は、唇に触れる感触が、複雑な思考活動の混乱をおさめ、精神を一定のリズムのもとに集中させて、考えを深めるのに役立っているのです。

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