眉に手をやるしぐさ
顔を向かい合わせた人と人の会話のさなかに、親指をほおのあたりに固定して、
人差し指と中指、あるいは薬指もくっつけ、眉のあたりをこする動作することがあります。
これは聞き手が、話し手の話に疑問を感じたり、不愉快な心理的な気分になっているときなどに行われるしぐさです。
この眉の周辺にこそ、心に感じられている気持ちが表われやすいのです。眉に手を当てることでけわしい眉も隠されます。
眉に手をやるしぐさは、人に見られたくない表情を無意識のうちに、人目にふれないようにガードしている場合が多いといえます。
聞き手は、眉や眼の部分を手で覆い隠すことによって、しゃべっている話し手が、自分の感じている不快感に気づかないようにしているのです。
気まずい雰囲気を作らないように努力している姿が見られます。
聞き手が会話中に眉の部分に手をやるようであれば、話し手は話題を変えたり、聞く側になるようにしましょう。
この種のしぐさは、一人でいるときにも見られます。
何かに集中して考えごとをしているときなどに無意識のうちに行われます。
また自分の気持ちを落ち着かせようとする場面でも見られます。