鼻や口に手をやるしぐさ
聞き手が会話中、さりげなく、片手で鼻をつまむようにする場合、聞き手の口の部分が隠されます。
こうすることによって、口周辺にあらわれる人のいやがる表情や不快な表情を覆い隠されるのです。
人に不快な感覚を与える顔面の動きが、相手の視線にふれないようにされるのです。
さらに、このしぐさは、口から言葉がストレートにもれないように、言葉を封じ込める役目も果たしています。
話し手はこのようなしぐさを見て、自分のしゃべっている話の内容に相手は納得していないのではないかとか、
それをあえて口にしないだけなのかもしれないなどと、感じ取るでしょう。
この種のしぐさが表われたときには、軽くみて、見逃してはならないということです。