愛されている証拠を求める心理

クリスマスや誕生日には、豪華なディナーとプレゼント。男性からそんなデートとプレゼントを期待している女性は多いはず。
なぜ、女性は特別な日にプレゼントを欲しがるのでしょうか。

 

それは、女性はそのプレゼントを彼からの愛の証だと考えるからです。
女性は男性がどれだけ工夫をこらし、お金をかけたかをアピールするかによって、愛の重さを感じたいのです。

 

好き嫌いというのは、バランス関係によって成立するものですから、自分だけが一方的に好きでいる状態は、とても不安になるものなのです。
好きになったら、相手にも好かれないと気持ちが落ち着かないし、満足できません。自分が好きになればなるほど、相手の気持ちを確かめずにはいられないのは、当然のことなのです。

 

ただ、気持ちは目に見えないので、分かりやすい愛の証拠を得ようとして、相手の言葉や行動、プレゼントなどから判断することになり、その欲求がだんだん膨らんでいきます。

 

 

自信のなさの表れ

しかし、証拠ばかりを相手に要求している人の心理には、その裏に自信のなさがあるのも事実です。
相手の態度を通してしか自分を確認できないので、常に言葉や態度で愛されている証拠が見えないと、不安が募るという状態をくり返してしまうわけです。
このような人は自己愛があまりにも強いため、またそれが壊れやすいために、保証としての愛の証を求めすぎてしまいます。
その結果、自分から愛する喜びを失ってしまいます。