嫌われると好きになる心理
「好かれると好きになる、嫌われると嫌いになる」人はこのような相互性が基本ですし、相手との関係をもつ場合の正攻法です。
しかし、好かれると嫌いになり、嫌われると好きになる場合もあります。
私たちの心なかには、嫌われたり拒否されたりすると、かえってその人に興味を持ち、その人に妙に魅力を感じるという変な心理が働くことがあります。
なぜ拒否される人に魅力を感じるのでしょうか?
人は自分のことは自分で自由に選択し、決定したいと思っています。そこで、ある行動を人から強いられたり、選択を拒否されたりすると、選択の自由を奪われたと感じます。すると、その奪われた自由を取り戻したいと思うのです。
この反発により、その対象への反対の傾向、つまり、拒否されれば逆に魅力を感じ、好意をもつようになるのです。
女性の「嫌い嫌いは好きのうち」という裏返しの心理があります。この反発心理を経験的に知っていて、それを利用しているのでしょう。