恋愛のアプローチ
「恋は一押し二押し、三に押し」といわれます。繰り返しは、相手に何かを依頼したり、こちらのことを分かってもらったりする方法の一つですが、恋愛においては特に効果的。
気になる相手に、一度アプローチする。でも、その返事がよくなかったとき、あきらめてしまう人が多いもの。
しかし、押すほうの心理は一回目も二回目も同じですが、受け止めるほうの心理状態は変わっているのです。これが重要なポイント。誰かから初めて好意を示されたとき、そのまま信用できず、まずは驚き、信用したい気持ちはあっても、半分は疑う気持ちがあるもの。軽い気持ちで言ったのかもしれない、もしかしたら、からかっているんじゃないか、という疑いです。
アプローチが一回きりで、そのあと何もないと、からかわれただけと思ってしまいます。
そのような疑いを打ち消し、その好意が本心からかもしれないと思うのは、相手からのアプローチが一度ではなく、二度三度と続いたときでしょう。
それが単なるくり返しでも、何回も好意を示すと、それが事の真実性を伝えることになります。
恋には押しが大切。くり返しのなかに、相手の人の誠意と恋心を見るものですし、くり返しこそが、好意の信憑性を伝えるものなのです。